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離婚調停を円滑に進めるための第一歩

調停委員について知る

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    調停委員は、民間から選任された非常勤の裁判所職員です。

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    調停委員は、社会生活上の豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人などから選任するものとされており、必ずしも法律の専門家であるというわけではありません。

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    調停官2名が裁判官(調停官)とともに調停委員会を構成し、調停手続きを担当します。

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    調停委員は、中立的な立場から、当事者の意見を公平に聴き、解決のためのアドバイスをします。

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    調停委員には法律上の守秘義務があり、安心して話をすることができます。

調停委員は、当事者双方が納得できる解決策を見つけるために、重要な役割を果たします。彼らは中立的な立場から当事者間の効果的なコミュニケーションを図り、話し合いによる問題解決を支援してくれます。

調停の役割と重要性

調停委員の役割と重要性

あなたの悩みを解決する第一歩。

  • Point 01

    調停委員の役割

    離婚調停では、当事者双方が同席して話し合うのではなく、当事者それぞれが個別に調停委員と面談し、ご自身の主張(言い分)は調停委員を通じて相手に伝えられます。また、相手の言い分も調停委員を通じてあなたに伝えられます。このような交互面接を調停委員が担当します。

  • Point 02

    中立性と専門性

    調停委員は当事者の言い分を聞き取って単に相手に伝えるだけではありません。交互面接を繰り返す中で、中立的な立場から、法律や社会常識などに基づいた適切なアドバイスを提供します。この中立性と専門性が、当事者双方の歩み寄りを促し、問題解決に近づけるのです。

  • Point 03

    調停のメリット

    調停は、裁判に比べて簡素で迅速な手続きであり、当事者が調停委員を通じて対話することで冷静な話し合いが可能になります。調停委員の支援により、個別の状況に応じた適切な解決策を見つけやすく、お互いの歩み寄りによる解決を促進する効果を期待できます。

どんな人が調停委員に選ばれているの?

調停委員の任命基準は「民事調停委員及び家事調停委員規則」に定められており、以下の基準に該当する人の中から任命されています。

・弁護士の資格を有する者 ・民事か家事の紛争に対して有用な専門知識を有する者

・社会生活の上で豊富な知識経験を有する者

これらの中で、人格見識の高い40歳以上70歳未満の者(例外あり)とされています。  


上記のうち「民事か家事の紛争に対して専門知識を有する者」というは、いわゆる士業(公認会計士、税理士、司法書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、社会保険労務士など「士」の付く資格者)や、医療関係、建築関係、鑑定関係、IT関係など特殊な職能を持っている人たちです。

これらの人たちは、調停で専門知識が必要なときに他の事件の担当の調停委員からも意見を求められる存在でもありますが、人材確保が難しいところです。調停委員には報酬が支払われるのですが、士業の本業の報酬からすればわずかなものなので、専門士業で調停委員になるのは使命感を持っている人などに限られてしまうためです。


調停委員の職業別の割合をみると、以下のとおりです(令和6年4月時点)。

・弁護士 14.4%

・その他士業 21.9%

・会社・団体の役員・理事 8.3%

・会社・団体の職員 6.3%

・公務員 2.8%

・無職 31.4%

・その他 17.7%  

無職の人が多くを占めているのは、すでに定年退職などでリタイアされた社会経験豊富な人が多いことの現れなのでしょう。

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調停のメリットとデメリット

調停委員の立場と役割

調停委員は、中立公正な裁判所の職員としての立場で、当事者双方から事情を聴き取り、それを他方に伝え、その中で、法律や社会常識などを基に助言や説得をして、当事者の歩み寄り(譲歩)を促し、合意による解決を目指してくれます。

このように調停委員は調停の流れや結果に大きな影響を及ぼすキーパーソンとなります。


調停を行う中でご注意いただきたいのが、調停委員は相手の言い分をあなたに伝えますが、それはあくまで相手の言い分を伝えているのであって、調停委員の意見や考えを述べているのではないということです。

調停では、感情的になってしまっている場合もあり、調停委員が伝える相手の言い分を調停委員の意見や考えだと受け止めてしまい、調停委員を敵のように見てしまうことがあります。

もちろん、調停委員がご自身の言い分に否定的な意見や考えを述べることもありますが、それと相手の言い分の伝達とは別のものです。相手の言い分の伝達に不快感や怒りを覚えて調停委員と敵対してしまうのは百害あって一利なしです。


調停委員とは余計なところでは衝突しないようにし、できるだけ味方になってもらえるような接し方を心掛け、冷静かつ理性的にご自身の言い分の正当性を伝えていくようにしましょう。

調停委員にはアタリ・ハズレがある?!

調停委員は、必ずしも法律の専門知識を持っているわけではなく、前述したように調停委員に占める弁護士の割合は14.4%で7人に1人程度ですので、むしろ法律、特に離婚に関する法律の専門知識を持っている人の方が少ないです。

そのため、調停委員が法律の解釈や、法律実務をよく知らなかったり誤解していたりすることも十分にあり得ます。

調停委員には、調停の当事者の法的知識不足を補って、なるべく法的に適正な解決に向かわせる役割も期待されます。当事者からすれば、調停委員の法的知識によって適正な解決のために力を貸してもらえるわけです。

ですが、調停委員の法的知識が不足していれば、そのようなことは期待できません。 調停委員の法的知識に不安がある場合には、弁護士への依頼をご検討いただきたいと思います。  


また、調停委員には、理解力の優れた人もいれば、そうでない人もいたり、せっかちな人もいれば、落ち着きのある人もいたり、世間をよく知る人もいれば、そうでない人もいたりで、玉石混交です。個人的に特に問題だと思うのは、せっかちな人や世間をよく知らない人です。 調停委員の重要な役割は、トラブルの渦中にあって精神的にまいっている当事者から、じっくり話を聞き取って、それを他方当事者に適切かつ正確に伝えることですが、せっかちな人はそもそもこれに向いていません。

また、調停委員は、人格見識の高い人から選任されることになっていますので、社会的地位が高く経済力もあり幸せな人生を送ってきた人が多く、不自由な生活や不幸な境遇といったものを理解できない(理解しようともしない)人もおり、調停の当事者と共感できないような人もいます。  


どのような調停委員が担当になるかは運次第で、アタリ・ハズレがありますが、調停委員を替えてもらう制度はなく、よほどのことでもない限り替えてはもらえませんので、担当の調停委員がどのようなタイプの人であるかを考えてうまく対応していく必要があります。

調停の対象となる事案

調停委員にはベテランが多い

調停委員の任期は、4月1日または10月1日から始まる2年とされていますが、再任は可能で、再任される調停委員が多数です。調停委員歴10年や20年というベテラン調停委員もいます。

調停委員という特殊な職務には経験が重要で、再任がなく頻繁に調停委員が入れ替わるのでは調停委員の紛争の解決力・調整力を育てたり活かしたりすることができませんし、事件が未解決のまま調停委員が交代するケースが増えてしまい当事者にとっても不都合ですので、再任が可能であることは重要です。

ただ、その反面、再任には、質のよろしくない調停委員がいつまでも調停委員を続けてしまうという問題点もあります。

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調停は、当事者が互いに話し合って譲歩することで合意を目指すための手続きです。特に調停委員の存在は、このプロセスにおいて非常に大きな意味を持ちます。調停委員は、公正で中立な視点から専門性を活かして紛争を解決するためのサポートを行います。彼らは、双方の意見を尊重しながら、それぞれの立場を理解し合う手助けをし、コミュニケーションの架け橋となる役割を果たします。これにより、調停委員は緊張を和らげ、話し合いによる解決の可能性を高める環境を整えるのです。
調停の過程では、調停委員が当事者双方に適切な質問を投げかけたり、状況に応じて意見を整理したり助言や説得をしたりすることで、各当事者が自分のニーズや望みを明確にしたり法や常識にのっとった妥協点を見い出したりする手助けをします。


他方、調停委員には、専門的な知識はもちろん、心理的な配慮やコミュニケーションスキルも要求されるため、彼らの資質が重要な問題になります。


調停委員とやりとりすることに不安のある方、調停委員に対し不信感のある方、調停委員との接し方に悩んでいる方は、ぜひ京都市の小口淳也法律事務所にご相談ください。

小口淳也法律事務所では、初回の対面での法律相談を60分無料で提供しておりますので、気軽にご利用いただけます。初回のご相談では、お困りごとやお悩みをじっくりとお聞きした上で、ご自身の状況に応じたアドバイスをさせていただきます。また、ご希望の場合には、弁護士費用の見積りもさせていただきます。依頼を無理強いするようなことは決してありませんので、安心してご利用ください。

調停を利用して問題を解決したい方は、ぜひご相談ください。当事務所があなたのサポートをいたします。お気軽にお問い合わせください。

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